「SMBCの魅力とは」

 今回はメガバンクの1つ三井住友銀行(SMBC)大阪本店営業部で、人事部担当の上田さんと会談させていただきました。同志社大学の先輩の多くの方が卒業後SMBCで働かれていて、私たちもとても興味がありました。

皆さんは「金融業界」にどういったことを想像しますか?

お客様にお金を預金してもらい、そのお金を融資する、お金を管理する仕事、なんとなく固い真面目なイメージ・・・私たちはそのようなイメージを持っていました。しかし、普段の生活で、私たちが見えている金融の仕事はきっとごく一部。金融で働くとはどういうことだろう?

― 上田さん今日はよろしくお願いします。

 

上田さん---こちらこそよろしく。まず、みんなはSMBCって聞いたらどのくらいの規模の会社だと想像する?

 

―メガバンクなので大企業。海外に融資もしていると聞いているので、ざっくり世界規模(笑)

 

上田さん---まあ、会社の規模を見るときの観点はいろいろあるけど、会社の価値をお金に換算する「時価総額」で見ると、SMBCは日本で8位の56986億円1位はトヨタ199983億円。そんなトヨタも世界で見ると21位。アップルは時価総額約42兆円。SMBCはメガバンクと言われる企業だけど、海外でビジネスする際、海外企業から見るとまだまだなんだ。

※時価総額は2013.6.25時点のデータ

 

―世界を視野に入れると、まだまだ成長の可能性がある企業なのですね。では、その企業の中身についてお聞きします。どのような事業を展開しているのですか?

 

上田さん---では、事業セクターごとの仕事内容を説明するね。

 

 

・個人部門

こちらは個人のお客様向けの仕事。

みんなが普段見ている銀行の支店はこちらの部門の管轄。

 

・法人部門

これは企業向けの仕事。

西日本だけで約70か所。

主に中小企業の取引を担当。

 

・企業金融部門

大企業の取引を担当。

ここ大阪本店営業部(淀屋橋)で西日本の大企業全て担当している。

業界ごとに部署が分かれていて、第一部は主に電気業界。

第二部は自動車・機械、食品業界。第三部は電鉄業界や不動産を主に担当している。

 

・国際部門

こちらは海外での取引を担当。

主にこの4パターンに仕事が分けられる。

1.日系企業と海外企業の貿易取引におけるサポート。

2.海外進出している日系企業との海外での取引の。

3.外資系企業との日本における取引。

4.外資系企業との海外での取引。

これらの収益は会社全体の3を占めていて、お客様である企業がどんどん海外進出しているから国際部門の占める収益の割合は増えているんだ。

 

・市場営業部門

 銀行の根幹といえる業務だね。

通貨や金利、債券のような相場があるものを、世界中のマーケットで売買する仕事。

銀行は預金だけでなく、海外マーケットから円やドルを売買して資金を調達している。

だから、この部門の人たちは取引のために海外の情勢を多角的に分析している。

そういう意味では銀行業務で最もグローバルな業務のひとつだね

 

・投資銀行部門

 銀行は一般的にお客様にお金を貸すときに、お客様の返済能力や信用度を調べ、万が一返せない時のために担保をいただいてご融資している。これが日本の融資のやり方の典型例でコーポレートファイナンスと呼ばれる。

 一方、投資銀行はそれ以外のファイナンス手法を開発する部門

例えば、成功する大きなプロジェクトがあるが、本業はあまり儲かっていない企業もあり、その場合、コーポレートファイナンスでの融資が困難な場合もある。そのための資金調達の手法を考えている。

 先日新聞でも掲載されていましたが、サウジアラビアで1兆円規模の石化プラント建設におけるプロジェクトファイナンスや、MAの資金調達を、それぞれの事業に合わせたオーダーメイドの手法で考えているね。

 

 残りの部署は総務部や人事部、法務部や広報といった会社をガバナンスする上で必要な部門になるよ。

 

 これが三井住友銀行の組織図。みんなが普段見ている支店は個人部門のほんの一部。SMBCが支店であげている収益は実はごく一部で、みんなの見えていない他の分野でも収益を上げているよ。

 

―なるほど、預金などで資金調達をして、貸出の利子や通貨や証券などの運用で収益を上げているのですね。法人取引や資金を運用する部門がかなり重要ですね。そういった重要な大規模取引をしている従業員の方々はどういった環境、雰囲気の中で働いているのですか?

 

上田さん---雰囲気は部署によっても全然違うね。国際部門になれば国籍の違う人もいるしね。ただ、全体的に仕事に対してのロイヤリティがすごく高い社員一人一人前向きでストイック。それが社風として染みついているね。

 

―従業員それぞれの意識の高さがSMBCを支えていますね。それは一つの強みでもあると思うのですが、他の銀行との違い、強みはありますか?

 

上田さん---正直そこについて僕は他で働いたことがないので何とも言えないなぁ。それはこれから君たちが就活する上で見つけてほしい。ただ、SMBCの強みは社員一人一人の生産性はとても高いこと。銀行として提供できるサービスや能力はメガバンクそれぞれに差はない。差がでるとするなら意欲SMBC一番になりたい意欲があるし、時代を先読みして何事もやっている。コンビニのATMを設立したのもSMBCが始めたんだ。当時は危険で考えられなかったけどやってみようという意欲の結果だと思う。

 

 

―なるほど。企業は人が支えているので、意識の高さや意欲は圧倒的に強みになるかもしれませんね。その意識の高さや意欲を創出する仕組みなどはありますか?

 

 

上田さん---女性の労働意欲や男女の働き方が昔と比べて変わってきた。それに伴ってSMBCも結婚や育児などライフイベントと両立できる制度を充実させている。社員もその制度を使うことにストレスを感じていない。例えば、育児休業中も仕事復帰しやすいように研修や育児休暇中の方同士の情報交換ができる場を設けているよ。復帰する際、浦島太郎になってしまったら大変だから。

採用する時も、男性と女性で分けることはない。一個人として見ている。そこで色々な考え方を持った人が欲しいと思っているので、女性だから特に期待したり、不安視するってことはないよ。

 

 

―なるほど、男女分け隔てなく、個人として認められさらに、ワークライフバランスを実現するための制度があり、それをストレスなく利用できるのですね。それはとっても魅力的です!他にはありますか?

 

 

上田さん---新入社員の中で、金融のことやファイナンシャルについて理解して入ってくる人は、ほんの一握り。大方の人は何も知らず、赤ちゃんの状態で入ってくる。その中で、できるだけ均質の教育を施したいと思っている。社員の能力や意欲の違いはもちろんあるけど、同じような教育をして、最低限の基礎を作ってあげることを大切にしている。具体的に、宿題を課すことはしてないが、内々定が決まった瞬間からインターネットラーニングを利用できるようにして、やりたいことがやれるようになっているね。実際にインターネットラーニングでは東進ハイスクールの講師から教えてもらえることができ、語学力ごとにプログラムを分けている。TOIECの点数も内々定もらった時点では500点未満の人が多いが、入社時には平均700点まで上げてくる。他にも金融の知識やビジネスマナーの教材も利用することができるよ。

 また、研修にもSMBCは力を入れている。まず新人研修は横のつながりを作ってもらう。

ビジネスをする上で気軽に相談できる同期の人脈は大事だから。その後それぞれの部署に配属して先輩の指導員についてもらう。1年目の半分は先輩の指導を受けながら、半分は研修所へ行き、座学を受ける。1年目は学校へ行っているような感じ。そこで基本的な知識とOJTを身に着けてもらっているよ。この人材育成に関しては、SMBCは多額の費用をかけている。その分、社員は意欲を持って、アウトプットして会社に還元しているんだ。

 

―新人教育が充実しているのも素晴らしいですね。東進の講師から教えていただける環境があるのは驚きました。研修や教育制度なども高い意識や意欲を支える仕組みなのですね。では、意識の高い11人が支えるSMBCの目指すものは何でしょうか?

 

 

上田さん---今まで銀行の仕組みをいろいろ話してきたけど、基本的には接客業。これに尽きる。銀行には個人のお客様、法人のお客様、いろんな事情持ったお客様、色々なお客様を相手に仕事をする。そこで、それぞれのお客様のニーズに見合ったサービスを提供する。そのために、先を見据えながらやって行くことを大切にしていきたいと思っている。

 銀行の事業戦略はお客様の事業戦略である。だから、お客様が向かう先が僕らの事業戦略。例えば、お客様が海外進出を考えているならば、我々も海外進出する。

具体的に今やっている事業戦略の1つは、新興国市場における日系企業のサポート。今までもこれからもずっと柱としてやっていることなんだ。2つ目は、国内の高齢化におけるシルバーマーケットへの投資。核家族化が進んでいる中で、高齢者が今まで家族と住んでいた家で、一人暮らしをするケースが多い。そういった問題があるので、ハウスメーカーと提携して、高齢者向けの家と家賃面のサポートを行っているよ。

 

―なるほど。お客様の目指す先にSMBCの目指すものがあるのですね!

―最後に上田さんSMBCに入られた理由を教えてください。

 

 

上田さん 

僕は学生時代本気でレーサーを目指していて、就活を始めるのも遅かった。しかし運良くマスコミの内定をいただけた。それで就活を終えようと思っている時、友達にSMBCの方とお話する機会があるからと誘われて嫌々行ったんだ(笑)。当時、銀行に全く興味はなかったし、真面目で事務作業の仕事のイメージを持っていた僕は、銀行に全く興味はなかった。しかし、社員の方の話を聞くと、すごい規模のでかいことを話してくるなぁ、と驚いた。特に自分の中でやりたい仕事はなかったけど、ここで活躍できたら自分がやりたいことができるなと思った。そして面接を受けて内定をいただけたんだ。フィールドが広く、大きな事業に関わらせてもらえることにとてもやりがいを感じられる。お客様も色々な事情を持ったお客様が来るので、本当にいろんなことに携われる。そして経営者に近い立ち位置で、一緒になってプロジェクトを進められる。それがこの仕事の魅力なんだ。

 

―経営者と近い目線でいろいろな事業に携われる。大きな規模でやる事業だからこそやりがいも大きい。そしてそこに共通の目的を持った一人一人が集まり、共有する。それをサポートする仕組みがある。SMBCの魅力がすごく伝わりました。本日はありがとうございました。

 

上田さん---こちらこそありがとうございました。今は、学生の間しかできないことをなんでもいいので全力で取り組んで下さい。銀行は接客業。対人なのでしっかり人を見ます。就活の面接でもどういう人なのか?どういう所にエネルギーを注ぐのか?それを私たちは見たいです。今しかできないことを頑張って下さい。